西国三十三所巡礼してます

いまこそ慈悲の心をと言うわけで、功徳を積むべく、ヘタレな私が西国三十三所巡礼の記録を更新して行きます。

第七番 東光山 岡寺(龍蓋寺)(とうこうざん おかでら)

第七番 東光山 岡寺(龍蓋寺)

 (とうこうざん おかでら)

 

f:id:syochan8008:20180528201840j:image

 

日本最初の厄除け霊場岡寺は飛鳥の東、山の中腹にあり、坂を上ると重要文化財に指定されている鮮やかな朱色をした仁王門があらわれる。本堂などはその奥、石垣の上に建ちならぶ。本尊、如意輪観音座像は塑像(土で造られた仏様)で、弘法大師の作と伝えられ、塑像としてはわが国最大の仏像である。また本尊は厄除け観音で知られ、古来より信仰を集めている。4月中旬からはシャクナゲの花約3000株が咲き誇り、桜、サツキ、秋には紅葉も美しい。さまざまな伝説を残した名僧、義淵僧正が創建した。

f:id:syochan8008:20180528201852j:image

f:id:syochan8008:20180527234307j:image

 

御詠歌  けさ見れば つゆ岡寺の 庭の苔 さながら瑠璃の 光なりけり

 

歴史

東大寺要録』「義淵伝」、『扶桑略記』等によれば、天武天皇の皇子で27歳で早世した草壁皇子の住んだ岡宮の跡に義淵僧正が創建したとされる。この時、同時に龍門寺なども建立された。史料上の初見は、天平12年(740年)7月の写経所啓(『正倉院文書』)である[2]

現在の寺域は明日香村の東にある岡山の中腹に位置するが、寺の西に隣接する治田神社(はるたじんじゃ)境内からは奈良時代前期にさかのぼる古瓦が発掘されており、創建当時の岡寺は現在の治田神社の位置にあったものと推定されている。寺跡は平成17年(2005年)に「岡寺跡」として国の史跡に指定された。

現在では真言宗豊山派の寺院だが、義淵僧正は日本の法相宗の祖であり、その門下には東大寺創建に関わった良弁行基などがいた。義淵僧正が法相宗の祖とされていたため、江戸時代までは興福寺の末寺であった。江戸時代以降は長谷寺の末寺となった。

 

 

・住所

〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡806

・交通

近鉄橿原神宮前駅東口から奈良交通バス岡寺前行き16分 岡寺下車、徒歩10分 (近鉄岡寺駅からはバス・タクシーの便は無い)
・駐車場 無 (但し民営駐車場有約50台)

・拝観料一般 (大学生以上): 400円 (団体50名以上 320円)
高校生: 300円 (団体50名以上 240円)
中学生: 200円 (団体50名以上 160円)

・拝観時間8:00〜17:00, (但し12/1〜2/末日 8:00〜16:30)

・納経時間同上

・電話0744-54-2007

・ウェブサイトhttp://www.okadera3307.com